保存する会「海の学校」を提案・客室利用しSOHOも
(静岡新聞 5月28日朝刊)
営業終了した沼津市西浦木負の海上レストラン「スカンジナビア」(元豪華客船ステラ・ポラリス)の現地保存を求める「保存する会」(大田黒敦雄代表)は購入申込期限となる二十七日、所有者の伊豆箱根鉄道に申し込むと同時に、運営NPOを設立するなど事業案を明らかにした。
保存する会は船体と周辺の土地を購入し、レストランに加え、教育やSOHO(情報技術を利用した小規模事業所)事業、海洋レジャーを提案している。特に「海の学校」として児童生徒に海に親しんでもらう取り組みに力を入れる。客室を利用して[リゾートSOHO」として貸し出す案も検討している。
運営は保存する会を母体にしたNPO法人を設立して取り組む。一方で船体購入の資金調達は、「PFI(民間資本活用による社会資本整備)手法を検討」として詳細は明らかにしていない。土地購入も「公益法人が前向きに検討している」(同会)にとどまった。
競争相手は海外五力国の五者で、同船を残せるかは不透明だ。正念場を迎えて大田黒代表は「地域に残したいという声も強く、地元貢献策も盛り込んだ私たちの案は決して悪い条件ではない。ぜひ思いをくんでほしい」と望みを託す。

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